飼い主さんから「食事の回数は少ない方がストルバイトは溶けるんですか?」と質問されることがしばしばあります。結論…
〜新しい猫の糖尿病の治療薬〜飲み薬 センベルゴ
新しい猫の糖尿病の治療薬が2024年の9月から発売されます。この薬の最大の特徴としては飲み薬であることです。こ…
ISVPS GPCert Feline Practice モジュール④ 猫の手術と麻酔:リスクとモニタリング
ISVPSというのは獣医師向けの卒業後教育を行なっている国際的な団体です。第3回の学習テーマは「猫の行動学…
ISVPS GPCert Feline Practice モジュール③ 猫の眼科:典型的な症状とその原因
ISVPSというのは獣医師向けの卒業後教育を行なっている国際的な団体です。第3回の学習テーマは「猫の行動学」に…
ISVPS GPCert Feline Practice モジュール② 猫の行動学:基本的な考え方と、サプリメントの種類
ISVPSというのは獣医師向けの卒業後教育を行なっている国際的な団体です。第二回の学習テーマは「猫の行動学」に…
猫に優しい「眼圧計」を導入しました
今回は猫に優しい眼圧計とのベットプラスをを導入しましたので猫の眼圧について解説していきます。猫にも緑内障がある…
2024WSAVAワクチンガイドライン①なぜ0歳の猫は3回以上ワクチンを打つのか
当院でも参考にしているWSAVA(世界小動物獣医師会)のワクチンガイドラインが2024年に更新されました。前回…
ISVPS GPCert Feline Practice シリーズ モジュール1 骨格筋系疾患:歩き方がおかしい猫について
前回のブログでも紹介されました猫医学認証プログラム、第一回のテーマは「骨格筋系疾患」についてでした。このモジュ…
擬人化はしてはいけない、と聞いて〜猫の感情を支える8つのシステム〜
猫どのような感情を持っているかというのは研究者の間で長年の研究の対象になっています。以前は複雑な言葉を使わない…
猫のアキレス腱の怪我が意外と多い、と聞いて
うまく歩けない、後ろ足に体重をかけない、という症状で来院する猫がいます。犬に比べると猫は関節が柔軟で運動神経が…
猫のGESF(消化管好酸球性硬化性繊維増殖症)についてまとめた論文が出ていました
GESFとは猫の消化管に塊ができる病気です。正式名称が「消化管好酸球性硬化性繊維増殖症」と、あまり…
猫アトピー性皮膚炎の治療まとめ
以前、猫アトピー性皮膚炎の診断についてまとめましたので今回は治療についての解説です。治療の選択肢は下表の10個…
ラプロス(腎臓病の薬)の有効性についての、その後の論文が出てました
ラプロスとは2017年に発売された猫の慢性腎臓病の薬です。当時はネコノミクスブームで、地上波のニュースでも取り…
猫に対するマタタビの安全性について報告する論文がついに発表されました
つい最近、マタタビについてまとめましたが、新しい情報が入ってきたので再度紹介します。以前からマタタビの研究をし…
猫もアトピー性皮膚炎と呼ぶ時代?
猫にもアトピー性皮膚炎のような病態はありますが、そう呼んでいませんでした。その理由として、人や犬のアトピー性皮…
猫の関節炎の新しい薬『ソレンシア』
2022年末に新しい関節炎の薬、ソレンシアが発売されました。いくつかの猫に使用してみたところ、症状改善の実感が…
猫の慢性腎臓病の新しい検査項目「FGF23」で何がわかるの?
慢性腎臓病は15歳以上の猫の8割がわずらう、猫で一番多い病気です。腎臓病の診断や治療については、…
猫の鼻が乾燥しても大丈夫?
猫の鼻が乾燥しているけど大丈夫ですか?という質問を受けることがしばしばありますが、先に結論を言うと乾燥していて…
猫の膵炎コンセンサスステートメント2021の気になったところ
ACVIMという学会から、猫の膵炎についてのまとめがアップデートされていましたので、気になった点や、変更点を解…
先端肥大症による猫の糖尿病の治療に関する報告
糖尿病のについての概要はこちらでまとめています。日々の診療で稀にインスリンが全然効かない、重度のインスリン抵抗…
FIP(猫伝染性腹膜炎)の治療薬についてわかってきたこと
猫伝染性腹膜炎(FIP)はつい最近まで不治の病とされていました。プレドニゾロン、シクロスポリン、インターフェロ…