今回はとっても軽いテーマです、獣医学的なことは全くありません。最近では「猫人気到来」、「ネコノミクス」といわれていますが、昔からの猫好きからすると、どうしても「いまさら感」があります。それでも猫のグッズや写真展が増えることは嬉しいものです。
私は仕事がら毎日猫と会いますが、同時に猫のオーナーさんにも会っています。それはつまり猫好きの方と毎日会っていると言い換えることができるでしょう。日々猫好きの方と会う中で、皆さん猫を愛していますが、猫好きは大きく分けて4つのグループに分かれるのではないかと感じています。
タイプ1 可愛さにやられた
猫というのは大変美しい動物で、数ある動物種の中でも最も完成度の高い種の1つといえるでしょう。多くのファッションブランドが猫をアイコンにするのも単純に骨格、顔が美しいからではないでしょうか。猫の可愛さについては過去にコラム(なぜ猫は可愛いのか)で解説しましたので、参考にしてみて下さい。
このタイプの方はある意味、単純に猫の可愛さにやられ猫好きになった方々です。可愛さというのは外見的なことだけでなく、動き、性格なども含まれます。このタイプの方はやはりネーミングもかわいい感じになり「ミュウ」「ルナ」「こたろう」「テンテン」といった響きの名前が多いように感じます。
タイプ2 下僕
猫を主人として崇め、自ら下僕とへり下るタイプです。猫は生れながらに高貴な雰囲気を纏っていますので少しわかる気もします。このタイプの方は主人である猫を喜ばすのが大好きなので、いろいろと工夫をします。
猫は犬のように簡単には喜びませんので、四苦八苦しますが、その苦労を楽しんでいるのではないでしょうか。猫が嬉しそうにすると、下僕タイプの方はとても満たされます。ネーミングは「ヒメ」「クロエ」「レオ」「景虎」といったやはり高貴な感じが多いように感じます。
余談ですが、「先生」「社長」と言った名前の猫もたまにみますが、そう言ったタイプはどちらかというと冗談で呼んでいたのがそのまま定着したパターンが多く、本当は崇められていないという点で下僕タイプとは異なるのかなと感じます。
タイプ3 前世は猫
猫にシンパシーを感じ、前世は猫に違いないと思っているタイプです。このタイプは、猫の決して動じないマイペースさ、クールで知的な佇まいに惚れ込んでいます。実際にオーナーさん自身も少しシャイでマイペースな性格で、協調性が重視される現代社会に生きづらさを感じているかもしれません。「今世も猫に生まれたかったなぁ」が口癖です。
特にネーミングに偏りはありませんが、「寿(コトブキ)」「フグ」「アルファ」など、どちらかというとオリジナリティがある名前が多いです。ちなみに私はここに入ります。
タイプ4 もはや理由は忘れた
ふとしたきっかけから、長年猫と暮らしており、生活の中に猫がいることがごく自然になっているタイプです。「なんで猫好きなの?」と聞かれても答えに窮してしまうかもしれませんが「好きだから好き」としか答えようがありません。
ネーミングはあまり凝らず、シンプルに「タマ」「チビ」「ジジ」「トラ」など。また昔の猫にそっくりという場合は「二代目ミミ」や「ジョージ Jr (ジュニア)」ということもあります。
おわりに
いかがだったでしょうか、あなたはどこのタイプに当てはまりますか?「私はこの中にはない!」という方は教えて下さい。タイプ別の名前は私の個人的な印象なので、「うちのこはコタロウだけど下僕タイプです」という方も沢山いると思います。猫が大好きなのは共通ですが、猫好きにも色々な方がいるなぁ、と日々感じます。