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上の写真の猫は同一猫です。目の色が全然違うって?そうなんです、猫は目の色が成長すると変わるのです。

みなさんの愛猫の目はなに色でしょう。イエロー、ゴールド、オレンジ、グリーン、アクア、ブルー、など宝石のように輝く虹彩は猫の魅力の1つです。これは眼の虹彩という、黒眼の大きさを調節する膜の色が多種多様だからです。猫は眼が大きく、黒眼の大きさが大きく変化するため、虹彩の色が目立ちます。

どんな色の猫でも子猫時代はみんな青い虹彩だったのです。それを kitten (子猫)blue キトンブルーと呼びます。サブくんの成長記録をもとに色がついていく過程を追っていきましょう。

生後1週 眼が開く前

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生後10日 眼が開き始める

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生後2週 眼は青いIMG_4611

生後3週 澄んだ青い眼でミルクをのむサブ

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生後4週 眼のサイズも大きくなり一番青くみえる時期

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生後6週 ちょっと黄色が見えてきました

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生後6週 中心が黄色くなってきました

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別アングルから

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生後2ヶ月 すっかり黄色

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生後6ヶ月  完璧なイエローになりました。輝いています

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なんで子猫のときは虹彩が青いの?

虹彩に色はメラニン色素の量によって変化するからです。メラニン色素が少ない順に「サファイアブルー→ブルー→アクア→グリーン→ヘーゼル(薄褐色)→イエロー→ゴールド→オレンジ→カッパー(銅色)」となります。そして細かく分けると猫の虹彩の色はこの9種類にわけられます。

また生まれたばかりの仔猫は、虹彩の表面(外色素層)にしか色素沈着がなく、その後虹彩の中(虹彩支質)にもメラニン色素が沈着し始めると色が変化していきます。

どの色まで変化するかは遺伝子によって決まります。人間でも北欧の人は色素が薄い人が多いように、猫の出身地よって虹彩の色に偏りがあったといわれています。現在では他の地域との交配が進み、地域による虹彩の色の偏りはないといわれています。

 

ブルーにみえませんが?

猫の世界では灰色がかった色をブルーと呼ぶことがあります。代表的な例がロシアンブルーです。ロシアンブルーの毛色はグレイに見えますが、毛色を表現するときにはブルーになります。ロシアンブルーのブルーは虹彩の色と勘違いされることがありますが、ロシアンブルーの虹彩はブルーではなくグリーンです。

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いつまでブルーなの?

生後2ヶ月頃から色素がはっきりし始め、完全に色が落ち着くのは生後6ヶ月頃だといわれています。個体差があるので一概にはいえませんが。サブは2ヶ月齢の写真で殆どイエローになっています。6ヶ月の写真の方が、よりしっかりした黄色になっています。

猫は虹彩が目立つため、虹彩の色の変化に気がつきやすいですが、実は新生児の虹彩が青い現象は殆どの動物でもみられます。まだ目が青いうちに沢山写真をとってあげましょう、将来良い思い出になるはずです。

“キトンブルー 〜昔はみんな青かった〜” への1件のコメント

  1. 此れからのら猫の母 親と子猫3匹をほかくして飼って上げようとしています。エサは食べにきています。隣の屋根の下にいるようです。いま捕獲専門の人に頼んで居ます。25日過ぎになるとの事寒いので科愛想デス。ほかにもえを上げています。

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