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シドニーの猫専門病院 Paddington Cat Hospital で研修をした時、バーミーズの人気に驚かされました。来院する純血種の50%以上はバーミーズで、他の猫種もバーミーズとペルシャの混血の「バーマン」、バーミーズとチンチラの「バーミラ」、さらにペルシャ、バーマンとバーミーズから生まれた「ラグドール」などバーミーズ関連の猫種がホテル室を占めていました。バーミーズ他にもトンキニーズやボンベイなどの猫種の元にもなっています。

なんで豪州ではバーミーズが人気なの?

この質問を数人のオーナーに尋ねたところ「可愛いから」という回答が多く得られました。もう少し詳しく獣医師に尋ねたところ、バーミーズは犬のような猫(ドッグキャットとも呼ばれる)と言われるほど人間好きでフレンドリーな性格が飼いやすくオーストラリアで人気になった理由ではないか、と話していました。また伝統的にバーミーズのブリーダーが多く、手に入りやすい、猫といったらバーミーズというイメージが強いそうです。その他には「抜け毛が少ない」「鳴き声が小さい」などの理由もありました。

バーミーズの特徴

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外見的な特徴として、目が大きく顔が小さく縦に潰れている(白矢印)ので成猫になっても、いわゆる子猫顔です。これが多くなオーナーから可愛いと言われる理由の1つに挙げられるでしょう。また口周りにウィスカーパッド(黄色棒)と呼ばれる部分もまるっとして愛嬌があります。

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さらにヨーロピアン・バーミーズとアメリカン・バーミーズで外見的な特徴が変わります。日本で見るバーミーズはアメリカンタイプが多いと感じます。トップ画像のバーミーズはおそらくアメリカンでしょう。(英語ですがこちらのサイトで詳しく比較されています)

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ヨーロピアンの特徴が強いバーミーズ

 

歴史

1930年に当時のビルマからアメリカ人医師が持ち帰ったWong Mau(ウォン・マウ)というブラウンカラーのメス猫が起源になっています。マウはシャム猫と交配しバーミーズが生まれました。バーミーズはアメリカとイギリスで別々に交配が進んだため、上記の通り同じ品種であるにもかかわらず異なる特徴を持つグループができました。

健康面の話

バーミーズは概ね健康な猫ですが糖尿病になりやすいことがわかっています。特にオーストラリアのバーミーズで問題になっています。また遺伝的な低カリウム血症も報告されており、こちらの病気は遺伝子検査により発症のリスクがあるか調べることができます。事前に遺伝子検査を行い、病気の遺伝子を残さないようにしています。

まとめ

日本ではあまり見かけることのないバーミーズですがオーストラリアでは非常に人気な猫種です。オーストラリアの獣医師は日本の猫種ランキングを見て、バーミーズが入っていないことに驚いていました。愛嬌のある顔とドッグキャットと呼ばれるフレンドリーさを実際に見るとオーストラリアで人気の理由がわかったような気がします。

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